(令和3年度補正予算「アジアグリーン成長プロジェクト推進事業」)「タイ王国コーンケーン地域への日系企業進出の可能性検証事業」に係る企画提案の公募について

2023.07.14

公募・入札

※応募書類の受付は締め切りました。

一般財団法人海外産業人材育成協会
理事長 桒山信也

 

一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)が日・アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)より委任を受けてバンコク事務所に置いたAMEICC事務局にて、(令和3年度補正予算「アジアグリーン成長プロジェクト推進事業」)「タイ王国コーンケーン地域への日系企業進出の可能性検証事業」(以下、「本事業」という。)を実施するにあたり、次のとおり企画競争を公示いたします。

本事業の企画競争への参加を希望される方は、下記に基づき応募されますようご案内します。

 

 

1.件名

(令和3年度補正予算「アジアグリーン成長プロジェクト推進事業」)
「タイ王国コーンケーン地域への日系企業進出の可能性検証事業」

2.募集期間

2023年7月14日(金)~2023年7月28日(金)午後4時(日本時間)【必着】

3.本事業の趣旨・目的

2016年にタイ政府は国家戦略“タイランド4.0”を策定し、その中核政策である東部経済回廊(EEC) 政策に基づき、バンコク東部のチョンブリー、ラヨーン、チャチェンサオの3県を対象に、道路交通・飛行場・工業団地・研究施設等のインフラ整備と次世代自動車等のハイテク産業の投資促進を一体となって推進してきた。タイ投資委員会(BOI)の税制優遇策等も伴い、日系企業をはじめとする諸外国の企業はEECを中心にタイへ進出してきたところ、Covid19の影響等もあり近年ではEECでの日系企業の進出・投資額は減少傾向にあり、一方で中国等の競合企業の台頭が目覚ましい状況である。

2021年1月にプラユット首相が、バイオ・循環型・グリーン(BCG)を国家戦略モデルに据えると表明し、資源や文化の多様性を活かし、持続的な開発を目指し、タイ東北部のコーンケーン県を含む5県がパイロット・エリアに指定され、EEC以外への政策投資の可能性が示された。

特にコーンケーン県は、人口179万人とタイ国内4位の規模を誇り、東はベトナム、西はミャンマー、北はラオス及び中国南部、南はバンコクと、メコン及びASEAN地域における地政学的要衝である。現在建設中の中国からバンコクへとつながる中国高速鉄道においてコーンケーン駅は主要駅の一つとなる予定もあり、交通の要所でもある。

近年、コーンケーンシンクタンク(KKTT)は、コーンケーンの都市開発に向けた基金を集めることを目的として、大規模コンベンションセンターの建設や市内の電気トラムの導入を計画し、コーンケーン市のスマートシティー化に向けた計画を政府に提示している。また地元大手企業が地域のイノベーション人材の育成及び様々な産業とのハブ機能を担うことを目的にコーンケーンイノベーションセンター(KIC)を設立するなど、次世代の地域活発化に向けた土台の整備が進みつつあり、ECCの次となるポテンシャル地域(Beyond EEC)の可能性を秘めていると言える。

また、1964年にタイ東北地方で最初に設立されたタイ東北地方の最大の総合国立大学であるコーンケーン大学は、Times Higher Educationの選定するSocial Impact Rankingにて2年連続(2019/2020年)でタイ国内1位を獲得するといった高い教育水準を有しており、次世代を支える人材を多数輩出している(例えば、KKTTやKIC、コーンケーン商工会議所の主要メンバーは同大学の出身者である)。加えて、敷地面積で8.8㎢、生徒・従業員等合わせて約5万人の昼間人口を有し、Srinagarind 病院を併設するなど、一学園都市の規模を擁しており、コーンケーン地域における中核的な拠点である。

そうした中、同大学は、2040年のカーボンニュートラルキャンパス実現を目標に向け、2021年9月から計画策定を開始した。同大学からは、日本政府に対してカーボンニュートラルキャンパス実現に向けた更なる温室効果ガス削減に繋がる技術・知見についての協力要請があった。

このような背景の下、日アセアン経済産業協力委員会事務局(以下、「AMEICC事務局」という。)は、コーンケーン大学でのカーボンニュートラルキャンパス実現に向けた象徴的事例を創出することを目的とし、「タイ王国コーンケーン地域への日系企業進出の可能性検証事業」を実施し、①コーンケーン大学のカーボンニュートラルキャンパス実現に向けた日系企業の技術・事業検証、②コーンケーン地域への日系企業の進出の可能性を探索する。また、これらの取組を通し、日系企業が足掛かりを作るべきBeyond EEC候補としてのコーンケーン地域において、コーンケーン大学における脱炭素化協力を皮切りに、面的開発・発展に日本がプレゼンスを示めすための両者の関係構築を支援する。

4.業務内容

AOTSから委託を受けて、本事業の受託者は、(1)~(2)の業務を実施する。具体的な実施内容、実施方法については、提案によるものとし、AMEICC事務局及び経済産業省資源エネルギー庁長官官房国際課とよく相談をした上で実施すること。

(1)コーンケーン大学のカーボンニュートラル実現に寄与する可能性を有する日系企業の技術・事業動向に係る調査及び寄与度が高いと思われる技術・事業の検証及び日系企業の巻き込み

(2)コーンケーン地域への日系企業の進出可能性の探索・調査及び日系企業の巻き込み

5.参加意思表明及び質疑

1)    参加意思表明

本企画競争へ参加を希望する場合は、7月19日(水)午後3時【必着】までに公募申請書をE-mail添付で送付して参加意思を表明すること。

2)    質疑

(1)    質疑受付期限: 2023年7月19日(水)午後3時【必着】
(2)    質疑受付方法: E-mailで受け付ける
(3)    質疑回答: 受け付けた全ての質問については、2023年7月21日(金)午後4時までに、
                公募への参加の意思表明をされた全ての方にE-mailにて開示する。

6.応募書類提出先及び問い合わせ先

〒120-8534  東京都足立区千住東1-30-1 
一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)
経済連携推進部 AMEICC事務局支援グループ
担当:鮎合(あいごう)、上井(うえい)
E-mail:

7.公募要領及び申請書類(様式)

以下からダウンロードすること。

※応募書類の受付は締め切りました。

8.その他

詳細については、公募要領で確認すること。

 

以上