JCMTとは
JCMT(Japanese Council for Medical Training)は、東南アジア等の発展途上国から母国の医療の将来を担う優秀な医師を選抜して日本に招き、我が国でも最高レベルの医療機関である虎の門病院(東京都港区)を舞台に医療研修を行なう事業です。この積み重ねによる派遣元諸国の医療水準向上への寄与(国際貢献)と、更には研修を通じての日本と諸国との友好関係促進(国際親善)が事業の目的です。
AOTSでは民間企業から協賛金を募り、研修プログラムの作成と実施を虎の門病院に委託しています。

手術チームに参加し見学

手術支援ロボットの操作訓練
研修内容
JCMTの研修は以下の3プログラムで構成されています。
新規研修プログラム
ベースとなるプログラム。春期と秋期に各3名程度を招聘し、本人のテーマに合致する受入れ科にて、約2ヶ月間先進医療技術を中心とする研修を実施します。期間中にはより深く日本を知ってもらうため、奈良・京都への研修ツアーも行っています。
再研修プログラム
知識や技術のアップデートを求める研修生OBのニーズに応じて、短期間(2週間程度)の滞在で効率的に再研修を行うプログラムです。年間に5~10名を受入れています。
フォローアップ研修プログラム
虎の門病院の指導医が支援対象国に出張し、提携医療機関にて手技のデモンストレーション、現地医師への実技指導や講演などを行います。各年1~2ヵ国にて実施しています。
JCMTの沿革
JCMTは1982年に、当時の鈴木善幸首相とマハティール首相(マレーシア)の会談を契機にスタートし、その後40年以上にわたり、17カ国から延べ400名以上の研修生を招聘してきました。現在では多くの研修生OBが母国の政府機関や中核病院で要職に就いています。そして、知日・親日家として、JCMTの良き理解者になっています。

JCMTの仕組み

協賛頂いている企業
2025/8現在

お問い合わせ
グローバル事業部 事業推進グループ
電話:03-3888-8215 FAX:03-3888-8264