専門家の声 ベトナム(バクニン省)

加藤秀和 専門家
ベトナム(バクニン省)
派遣期間:2018年7月~2018年9月
指導内容:コントロールケーブル製造設備(巻線機)の改造に関する指導

現地スタッフとのコミュニケーション

私の派遣先企業はベトナムの首都ハノイから北東に位置するバクニン省、クエボ工業団地内にあり、主に二輪のコントロールケーブルの製造を行っています。今回は2カ月滞在し、設備の改造に関する指導を行ってきました。

準備期間が短く、ベトナム語の勉強をする事は出来なかった為、現地では基本、携帯電話の翻訳ソフトを使ってOJTでの指導がメインになってしまい、真意が通じるか不安でした。

しかし、協力的な国民性だったのか、普段の業務と違う事を学べる事が嬉しいのか解りませんが、最初に現地スタッフと面会した際のモチベーションは非常に高く、言葉が通じなくても乗り切れる勢いがありました。

明るい現地スタッフのみなさん

この勢いを維持させる為、休憩時間はなるべく一緒の場所で取り、業務に関係ない事も翻訳ソフトを使って会話するよう、心がけました。

結果、同行したY専門家と違い、呼び捨てで呼ばれてしまうという小さな弊害はありましたが…作業する上での難点や、作成したマニュアルにおける分かりにくい表現の部分の指摘等をしてもらえる関係を築くことが出来、派遣期間中は充実して良い指導をする事が出来たと感じています。

現地での生活について

ベトナム北部では、『ビアホイ』と呼ばれる外で生ビールと簡単な食事をする軽食店が多くあります。値段も一杯あたり5,000VND(約25円程度)と安く、滞在していた宿舎周辺にも多くあった為、赴任当初は駐在員に誘われ、毎日のように通いました。

ビアホイで出されるビールは、ビール工場からアルミ樽で運ばれてくる為、新鮮で、アルコール度数も3~4度と低く飲みやすく、提供される食べ物は空芯菜炒めや、茹でた落花生、魚の煮物等が多く、炒飯やイカの揚げ物を提供する店もあります。何を食べても、ビールが進む組み合わせでした。

しかし、赴任3日目から酷い下痢に悩まされるようになりました。ベトナムでは下痢は一番身近な病気とは現地スタッフから聞いていましたが、市販薬を服用し2週間経過しても治らず、食生活が悪いのかと考えるようになり、ビアホイ通いを止め、病院で出してもらった薬を飲み、漸く治す事が出来ました。

スタッフとコミュニケーション

あとで聞いたのですが、ピアホイでお酒を冷やす為に入れる氷は、水道水である事が多く、お腹を壊しやすく、またコップの洗浄に使う水は桶に貯めた水で濯ぐだけが多い為、まずは衛生的な店かどうかの確認が肝心だとの事でした。

衛生的で美味しいお店の見分け方は、お客の人数をまず確認し、お客が少ない店は絶対に選ばない事。ベトナムへ行き美味しい生ビールを飲む機会がある場合は、まず衛生的な店か確認してから入るようにして下さいね。

当寄稿は2018年11月21日発行の「AOTSメールマガジン No.92」で配信されました。