専門家の声 ベトナム(ダナン)

久保田 智絵 専門家
ベトナム(ダナン)
派遣期間:2023年2月~2024年1月
指導内容:業務アプリケーション開発業務における上流工程の設計技術指導

赴任国でのお気に入り

カフェ大国のベトナム。
コーヒーが大好きな私にとって、ベトナムのカフェ文化はとても嬉しい限りです。最近特に気に入っているのがフエ名物の塩コーヒーです。現地スタッフにおススメされて以降、週に数回塩コーヒーを飲むほどにハマっています。

今年(2023年)から、ベトナム各地でじわじわと流行始めている塩コーヒー。ここ最近は、カフェの通常メニューとして置いてあることも多いように感じます。1杯25.000~30.000VND程度です。

ただし、美味しいからと言って飲みすぎには注意です。コーヒー1杯あたり約2.5~5gの塩が入っており、飲みすぎると1日に必要な塩分摂取量(5g)を超過してしまいます。1日1杯まで、毎日は飲まずに間隔を空ける…などの制限を設けて、健康に気を付けながら塩コーヒーを楽しんでいます。

塩コーヒー

現地スタッフとの交流

派遣指導が始まって2カ月ほど経った頃に、受入企業の社員旅行に参加しました。まだ受入企業のメンバーとの交流が浅い時期の社員旅行は緊張もしましたが、とてもありがたかったです。

社員旅行の行先は、ダナン市内にある日系ホテル。アミューズメントパークが併設されているものの、受入企業からタクシーで30分程度の場所にあります。「せっかくの社員旅行なのに、遠出(リゾート地)でなくて良いのか?」という疑問が浮かびましたが、今年は「日系ホテルに泊まりたい!」という意見が多数あがったとのこと。日本のホテルサービスを体験したいという意見が挙がることに驚きました。

今回の社員旅行ではたくさんの発見がありました。2つご紹介します。

1つ目は「団体行動を好む」です。自由時間は個々で楽しむのかと思いきや、全員揃って遊んでいる時間の方が長かったです。「誰がどこに移動した」「今何をしている」という状況報告や一緒に遊ぼうというお誘いが頻繁にメッセージアプリでやりとりされていました。大勢で何かをすることを好む国民性を垣間見ることができました。

2つ目は「計画通りに動かない」です。事前に決めた計画を度々変更する行き当たりばったりな社員旅行でした。「あれがやりたい」「やっぱりやめよう」という意見が出る度に、計画を変更… 度々変わる計画に翻弄されました。

慣れないベトナム人との団体行動に苦労もありましたが、普段話す機会が少ないメンバーと距離を縮めたり、仕事中には見られなかった一面を垣間見ることができたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。

当寄稿は2023年10月18日発行の「AOTSメールマガジン No.168」で配信されました。